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101歳の少年

101歳の少年
三浦 敬三
101歳の少年
定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
人気ランキング: 98500位
おすすめ度:
発売日: 2005-02
発売元: 実業之日本社
発送可能時期: 通常5〜6日以内に発送

こどもの頃から老境までの人生がシームレス
 他人(ひと)の人生なのに「ちょっといいな」と思える、なかなか無い例外が三浦敬三の人生だ。
 この人に「長生きも、悪くないですよ」と言われると、日頃のペシミスティックな思考がぶっ飛び、「長生きも、悪くない」と思えてしまうから不思議だ。
 この人は漫然と長く「生きる」ことを「目的」にしていない。自分のやりたいことを楽しむために、体を鍛え、健康に気を遣い、結果として101歳まで生きたのだ。
 若くたってルーティンになりがちな日常生活に日々工夫を加え、その工夫を心底楽しんでいる様子には脱帽である。
 長く生きていると、独身、結婚、子を設け、子が巣立ち、妻が逝き、またひとりの生活...と境遇は様々に変化する。妻に先立たれてからの人生、普通は「余生」と言うのだろうけど、この人ほどこの言葉が似つかわしくない人もいない。ある意味、こどもの頃から老境までの人生がシームレスで、まさに「101歳の少年」というタイトル通りの生きざまである。
 妻の葬儀でひとり残され、下戸なのにコップ酒をあおるシーンが印象的。書きおろしなのか語りおろしなのか不明だけど、時折文章に交えられる「...なんでしょうな」っていう語り口が、なんとも良い。
 この本を読んでいると、同じ人生なんてひとつもないんだって当たり前のことを思い知らされる。

年老いつつある母に読んでもらおうかと思った一冊です
先日(2006/1/5)、101歳でお亡くなりになられた三浦敬三さんの最後のエッセイ集です。2005年4月までスキーをされていたそうです。100歳を過ぎてもスキーは現役だったことに驚きを隠せません。氏のエッセイは初めて読みましたが、文章の腕も凄いですね。スキーを愛し、写真を愛し、非常に探求心が旺盛で、(100歳を過ぎても)まだまだ上手くなりたい、と当たり前のように書いておられます。100歳を過ぎても筋力や平衡感覚のトレーニングに工夫を重ねている様子が記されています。全然『守りの姿勢』に入ってません。怪我をしても超ポジティブ思考、「怪我の功名」「人生万事塞翁が馬」的な考え方も行間から読み取れます。毎日を大事に積み重ねる、夢や目標を達成するために、そんな積み重ねで100年経った、と事もなげに記されておられます。そんな素敵な年齢の重ね方をしたいものだ、と思いました。
本書を読んで、三浦敬三さんの著作を離れて暮らす母に贈ろうかと思いました。この本は途中でスキーの技術面の話が多いので、母にはやや難しいかもしれませんが、『101歳の少年』の心意気は伝わるのではないかと思います。(他の著作も見てみた上で決めようと思います)以前、日野原重明さんの「生き方上手」が面白かったらしいので、こういう素敵な人生の大先輩の本は母の元気のモトになれば良いなぁと思います。
偉大な人生の先輩の皆様は、こうして見ず知らずの人にも好影響を遺して下さるのですね、有り難いことです。私も何か人様のお役に立つような生き方をしたいものだとも思ったりしました。

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